2024.11.22 高校サッカーで感じたこと 田中奏匠(3年)

高校サッカーで感じたこと
先日、 創英史上初の選手権予選決勝まで進出しましたが、東海大相模に敗れて目標だった全国大会出場とはなりませんでした。私は試合に出場する時間は少なかったですが、チームの為になにができるのかを常に考え、 試合にいつ出ても大丈夫なように準備を続けてきました。決して満足いく結果ではありませんでしたが、高校サッカーを通じて様々なことを感じ、成長することができました。
高校サッカーで一番最初に感じたことは強度の差でした。先輩たちと初めて試合をした時に守備の強度の高さに驚き、何もすることができませんでした。だんだんと強度にも慣れてきた時に大怪我をして5ヶ月半サッカーをすることができませんでした。サッカーができないことが一番悔しいですし、メンタル的にもキツかったです。しかし、ここで立ち止まっていても意味がないと思い、自分に何ができるのか、自分に足りないことは何か自分自身と向き合い、この期間で成長しようと考えました。そこで考えたのはフィジカルの強化でした。怪我をしている期間は毎朝、トレーニングルームへ行き体幹をしたり、腕のトレーニングをしたりして筋トレに励んでいました。怪我期間でフィジカルを強化したことで、復帰した時には当たり負けない体になりました。また、メンタル面でも大きく成長することができました。ボールを蹴ることも、走ることもできず、凄くストレスの溜まる期間でした。しかし、挫けることなく、前向きに捉え忍耐力を身につけることができました。この忍耐力が今では私の強みになりました。
高校サッカー最後の年は試合に出場する機会は少なく悔しい時期が多くありました。しかし、試合に出られなくてもチームのためになることを意識しながらやってきました。そして、下を向くことなく常に前を向いて練習に取り組みました。それだけではなく、自分の足りないところを見直し、毎朝誰よりも早く学校へ行き練習をしてきました。このように継続してやり続けることができたのは、怪我期間に成長した忍耐力が活きたからだと思います。
これらの経験から、私は辛い時、うまくいかない時にどう行動するのかが一番大切なことだと感じました。これからも、うまくいかない時は多々あると思いますが、そんな時でもポジティブに物事を捉えて乗り越えていきたいと思います。
選手権は終わりましたが、まだチームの活動はあります。リーグ戦もあと2試合残っているので、しっかりと勝ちきって終わりたいと思います。そして、最後までやり通すことが私たちのゴールだと思うので、最後までやり切って後輩たちにバトンを渡して高校サッカーに別れを告げたいと思います。
田中 奏匠