2024.11.20 高校サッカーを振り返って 古垣大樹(3年)

相模に負けて自分たちの選手権はおわった。
選手権に出るために創英に入ったがその目標を達成するにはあと一歩届かなかった。
去年の桐光戦から1年。あのとき何も出来ないまま試合がおわりとてつもない悔しさと不甲斐なさを感じた。先輩たちが泣きながら悔しがる姿を見て、自分たちの代で桐光に借りを返し必ず選手権に出ようという思いがより一層強まった。そして、同時に自分たちの代なら必ず達成できるとも思った。あの日から試合や練習で常に選手権のことを意識して取り組み、ピッチ外の筋トレや振る舞いなども意識して準備を整えてきた。火曜の走りや夏合宿などきついこともチーム一丸となって乗り越え、チーム力を強化できた。そしていよいよ選手権の組み合わせが出て、ベスト4で桐光と当たると分かった。3年連続負ける訳にはいかない。自分たちはさらに気合いが入り、全てをかける覚悟で選手権に臨んだ。そして意識していた桐光に勝つことができ、ついに選手権まであと一勝となった。しかしあと一歩及ばず相模に負けてしまった。
あの日誓った選手権に出るという目標は達成出来なかったけれど、振り返ってみれば創英に入ったことに後悔は1ミリもない。創英として初めて関東大会に出場し、優勝することができた。3年越しに桐光に借りを返すこともできた。この3年間で努力してきたことは必ず自分たちの力となり一生の財産になると思う。そしてこれこそが1番大切なことなんだと気づくことができた。目標をたて、それに向かってただひたむきに努力する。そしてそれを継続することで初めて勝負の舞台に立てる。今回の選手権で1番欲しかったものは手に入らなかったが、とても大きなものを得ることができた。3年間の集大成に向けてしてきた今までの努力は全く無駄ではなかったと思う。
最後に、あっという間でそれ以上に濃いこの3年間を創英で過ごせて幸せでした。この後輩たちなら必ず創英の新たな歴史をつくれると思います。一瞬でおわってしまうこの高校サッカーを全力で駆け抜けて欲しいです。後輩たちの活躍を楽しみにしてます。
3年 古垣大樹