2025.2.1 支えてくれるすべての人へ 川原良太(2年)

サッカーは、一人では決して成り立たないスポーツです。ピッチでプレーするのは自分ですが、その背後にはたくさんの支えがあります。家族、友人、チームメイト、指導者、そして応援してくれるすべての人。彼らの支えがあるからこそ、私はボールを追い続けることができます。
支えてくれる人のありがたみを最も感じたのは、高校2年生のときでした。
高校1年生の10月、膝に違和感を覚え、病院で検査を受けると「前十字靭帯損傷」という言葉を突きつけられました。リハビリに5か月を費やし、ようやく復帰できると思った矢先、今度は足首の靭帯を損傷し、さらに2か月。復帰戦では疲労骨折をし、そこから3か月の離脱。1年間のうち、プレーできたのはわずか3か月でした。怪我を重ねるたびに、絶望は増していきました。
それでも前を向くことができたのは、支えてくれる人たちのおかげでした。弱音を吐ける家族、親身になって話を聞いてくれる先輩、一緒に頑張ろうと言ってくれる同級生や後輩。もし一人でも欠けていたら、私はピッチに戻れなかったかもしれません。
復帰してからは、さらに多くの上手い選手と対峙しました。そのたびに、自分の未熟さを痛感し、現実を突きつけられました。それでも「絶対に負けたくない」と思えるのは、支えてくれる人たちがいるからです。
高校でサッカーができる時間は、もう1年も残っていません。
私は戦い続け、チームの勝利に貢献できる選手になりたいです。
そして支えてくれたすべての人のためにも、結果で恩返しをしたい。
そう強く思っています。
2年 川原 良太