2024.11.27 3年間で感じたこと 西田春静(3年)

3年間で感じたこと:仲間の大切さ
私は高校3年間で仲間の大切さを実感しました。 中学時はクラブチームに所属していたため、仲間と関わるのは主にサッカーをする時だけでした。しかし、高校では部活に所属するようになったためサッカーの時だけでなく、普段の学校生活でも仲間と一緒に過ごしてきました。このような経験は自分にとって初めてであり、とても濃い時間になりました。 特に自分たちの代は、みんなサッカーが好きで本気で向き合い、意見を言い合うことができる集団であるとともに、普段の学校生活とのメリハリを持てる集団でした。サッカーでは全国に行くという目標に向けて全員が同じ方向を向き、意識高く、真剣に取り組み、学校生活ではみんなが楽しく、仲良く過ごすことが出来ていました。このようなメリハリを持つことは、仲間同士の理解や信頼関係を築くこと、仲間を思いやることに繋がり、とても一体感のある素晴らしいチームになりました。 高校3年間を振り返ると、私は何度もこの素晴らしいチームの仲間に助けられてきました。試合や練習できつい時には、全員で鼓舞し合うことで乗り越えて来ました。また、自分自身怪我が多く難しい時期もありましたが、仲間の言葉に何度も励まされてきました。特に、自分たちが入学時から目標にしてきた選手権の時期に私は受験で部活を休部し、チームを離れることになってしまいました。この3年間、選手権だけを目指して頑張ってきたと言っても過言ではないぐらい自分にとっても仲間にとっても重要な大会でした。自分もチームの一員としてみんなと戦いたかったのですが、受験の状況も厳しかったため苦渋の決断でしたが休部をすることを決めました。とても大事な時期での離脱で仲間に迷惑をかけることになってしまいました。それでもその決断を受け入れ、応援してくれた仲間には感謝しかありません。応援してくれている仲間のためにも勉強を必死で頑張り、試験日には自分の全力を出すことが出来ました。 高校3年間を改めて振り返ると、この仲間だったからこそ様々な困難を乗り越えることが出来たと思います。 現在は試験が終わったことで部活に復帰することができ、その際も仲間が温かく迎えてくれました。自分たちの代はほとんどの人が大学でもサッカーをするので次会う時は敵として戦うことになります。仲間として戦える最後の残りわずかな日々の時間を大切にしながら、最後まで全力で頑張りたいと思います。
西田春静