2024.12.8 成長 岡本ナオ(3年)

私はサッカー部の3年間を通して、技術面だけでなく、精神面や努力に対する姿勢においても大きな成長を遂げました。この経験は、サッカーという競技を超えて、人生の多くの場面で役立つ学びを与えてくれたと感じています。
まず技術面において、私は特に右足の成長を実感しました。入部当初は左足に比べて右足のキック力や精度がとても劣っており、自分ではそこまで気にしていませんでした。しかし、高校3年生の春になかなか試合に絡めない時期があり、監督に相談したところ、右足のキックが蹴れないことなどを言われました。そこで両足のキックを蹴れることでプレーの幅が広がることに気づき、地道に練習を重ねることを決意しました。朝練で30分練習したり、練習後に仲間と一緒に基礎から徹底的に取り組みました。初めのうちは思うようにいかず、初心者より酷いキックをしていましたが、試合で右足を使ったパスが通ったり、ゴールを決めたりした瞬間は何にも代えがたい達成感がありました。この経験を通じて、継続的な努力が成長に直結することを実感しました。
次に、メンタル面の成長についてです。サッカーは、常に勝ち負けがつきまとうスポーツです。勝ったときの喜びは大きいですが、負けたときの悔しさはそれ以上に大きなものがあります。特にインターハイでは、自分のプレーが原因でチームが負けてしまい責任を感じることもあり、当初はそのプレッシャーに押しつぶされそうになることがありました。しかし、コーチやチームメイトとの話し合い、アドバイスを通じて、失敗を過度に恐れるのではなく、それを次へのステップに変える重要性を学びました。また、自分の得意なプレーを沢山することで、試合中には冷静に状況を判断して行動できるようになりました。このように、メンタル面での成長は、私がプレーヤーとしてだけでなく、人間としても一歩前進するきっかけとなりました。
最後に、努力することの大切さについてです。サッカー部の活動は楽しいことばかりではなく、苦しい練習や辛い試合もたくさんありました。しかし、それらを乗り越える中で、努力を続けることがどれほど大切かを実感しました。特に、結果がすぐに出ない時期は、自分の努力が無駄なのではないかと思うこともありました。それでも、諦めずに練習を続けたことで、少しずつ成果が現れる瞬間を何度も経験しました。その経験をさせてくれたのは、監督の厳しい言葉だったり、仲間達の意識の高さでした。
この3年間のサッカー部での経験を通じて、私は右足の技術向上やメンタル面での成長を遂げるだけでなく、努力することの価値を深く理解することができました。この学びは、これからの人生でも大切なものです。何事にも全力で取り組み、自分の限界を毎日超えていきたいと思いました。
岡本ナオ