6/22 後期(N2b) 第3節

勝ち星がないまま迎えた後期リーグの最終節。
直前の怪我、体調不良で6年生2名を欠く中で、後期リーグ初勝利を目指して戦いに挑みました。
試合前のミーティングでは、今日のテーマを「シンプルにプレーする」こととし、相手の背後、スペースにボールを運ぶことで攻撃を組み立てることを確認しました。
また、先週のU-13リーグを息子と応援していたときのやり取りを選手達に伝え、ものごとをポジティブに捉えること、プレーや言葉を可能な限り前向きなものに変えていくことの重要性を確認しました。

最終節は15分ハーフに変更して実施。
暑熱対策として給水タイムを1分設けました。
立ち上がりから相手の攻撃を受けるかたちに。
中央から簡単に突破され1失点目。
個々の能力でボールを奪うことができず、どんどんと押し込まれる展開に。
右サイドから崩され2失点目。
攻撃も相手の背後をとることができず、なかなか前進できない。
2点差で折り返せればと考えていた前半終了間際、あっさりと3失点目を許してしまう。
予想以上の暑さに、ハーフタイムにベンチに戻ってくる選手達の顔も真っ赤になっていました。
ハーフタイムでは体力の回復に努め、攻撃はタッチ数を減らし、もっとシンプルに相手の背後やスペースにボールを運ぶこと、人に合わせるのではなく、スペースで合わせることを確認しました。
守備では前後の関係でチャレンジ&カバーをすること、球際はもっと強くいくことを確認しました。
後半はスペースへボールを動かすことが早くなり、前進できる回数が増えました。
また、このリーグ戦を通して急成長を見せるルカを右サイドバックに起用。
見事期待に応え、相手の攻撃をシャットアウト。
そしてスペースを突くことで得たコーナキックから、ファーサイドへ走り込んでいたミソラが合わせて待望の得点が生まれました。
そのまま勢いに乗って追加点といきたいところでしたが、守備が緩くなり得点後早々に4失点目。
再開のキックオフから相手にボールを渡してしまい、5失点目。
1点でも多く取り返すことを目指し、走り続けますが、最後もゴールを奪われ6失点。
課題を多く残す試合となりました。
⚫ 1-6 vsジェス新潟東SC②

約30分の休憩を挟んで迎えたリーグ最終戦。
相手の遠目からのシュートを警戒してGKにコタロウを起用。
1試合目の反省を活かし、さらにシンプルに相手の背後、スペースを可能な限り早くついていくことを意識して試合に臨みました。
この日CBとして相手の攻撃を止めていたユキのインターセプトから攻撃が始まる。
右サイドから前線中央で待っていたミソラへ。
そして、左サイドをフリーで走っていたサエへパスが繋がる。
サエのダイレクトシュートが左ゴールポストに当たり、ボールがゴールの中へ。
良い守備からシンプルにパスをつないだ狙い通りの得点となりました。
喜びもつかの間、その後は相手の攻撃が続く時間となりました。
ペナルティエリア外からの強烈なシュートはクロスバーに助けられました。
続けてゴール前まで押し込まれ、混戦の中ギリギリで守っていましたが、上手くキープされ、前向きな選手にボールが渡り、強烈なシュートがゴールに突き刺さりました。
その後も遠目からのシュートが来ますが、コタロウが好セーブでなんとか凌ぎました。
同点のまま前半終了かと思われたとき、DFラインからのパスを奪われ、GKと1対1。
1度はシュートを防ぐも詰めてきた相手に押し込まれ、痛恨の失点。
1-2で前半を折り返すこととなってしまいました。
ハーフタイムでは、攻撃の良い形が作れたこと、逆転するためにはもっとシュートを打つことを確認。キイトにはもっと貪欲にゴールを狙うことを確認。
逆転を目指しGKをソウタに交代。
追い風が強く吹き始める中、後半開始。
風も味方し、後半は攻撃する時間が増える。
攻撃はできるもなかなかシュートまで行けない状況が続く中、インターセプトから抜け出したキイトがシュート。
惜しくもゴール左に外れる。押し込むために走っている選手がいれば・・・
後半残り1分。
必ずゴール前にチャンスが来るからそこに走り込むことを伝え出場したルカ。
予想通り、味方のシュートが走り込んでいたルカの前に。
同点かと思われたシュートは無情にもゴール右へ。
終了のホイッスルまで走り、全員が前掛かりとなっていたラストプレー。
相手のロングボールで一気に裏へひっくり返され、無人のゴールに流し込まれて失点。
後半はフリーダムペースで試合が進めただけに、悔しい敗戦となりました。
⚫1-3 vs真砂402JSC
後期リーグは新しいことにチャレンジしていましたが、なかなか整理されず迷いの中でのプレーが続いていたため、原点に立ち戻り、シンプルにプレーをすることを確認して臨んだ2試合。
要所要所ではチャレンジしてきたことの成果でパスが繋がる場面もありました。
4月から始まった新潟市リーグ。
約3ヶ月で13試合(前期8試合、後期5試合)の公式戦を戦った選手達にまずは拍手。
難しい状況も沢山ありましたが、それでも前に進む姿勢を見せてくれました。
今年は数年ぶりに「全日」に出場することも選手達と決め、10月の決戦に向け今後もひとりひとりが成長できるよう様々なことにチャレンジしていきたいと思います。
また、遠い会場でも雨の日でも、暑い日でもこどもたちの試合のため、応援にかけつけていただいた保護者の皆様にも、改めて感謝申し上げます。
そして、これからも変わらず、より一層の熱い応援を何卒よろしくお願いいたします。
佐藤
《余談》
U-13リーグを外から観戦していた小2息子とのやり取り。
「パパのチームは何色?」→「白いシャツのチームだよ」
※息子はサッカーをしていないので、サッカーの知識ゼロです。
そんななんでもない会話をしている中、フリーダム失点。
自分「あちゃー。やられちゃったね。今日もダメかな」
息子「パパちがうよ!ドンマイっていうんだよ!」
自分「たしかに。ダメじゃないよね!」
息子の的確な指摘に、ハッとさせられました。
ついついミスやできていないことばかりに目がいきがちになってしまい、コーチングも励ますことよりもミスを指摘することが多くなっていました。
「失敗することは悪くない。失敗していいからどんどんチャレンジしよう」と伝えてきたにも関わらず、自分がそのミスを指摘していたら、選手もチャレンジしなくなってしまいます。
リーグ最終戦を前に、選手達にはこの話をし、否定や責めることはせず、すべてポジティブな方向へ変えていこうと話しをしました。
今日のテーマが最初は「むずかしいプレーをしない」と話し合っていましたが、「~しない」よりも良い言い方を探し、「シンプルにプレーする」になりました。
平日も土日もあまり一緒に遊んであげられず、息子(家族みんな)には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、何気ない会話から自分の未熟さと息子の成長に気づけたこの日は、家族みんなでお寿司を食べに行きました。
ちなみに自分の36歳の誕生日でもありました。
《おわり》