🆕勝てる指導者は臆病者

2025/6/22 9:402025/6/22 9:56

指導者（リーダー）として起きることを精査しておくことは大事。起きて欲しいことはたくさんあるだろうが、重要なのは「起きて欲しくないこと」だ。

マイナスのことは考えたくないのが人間。しかし、リーダーはすべてのこと想定して、起きたときに対処しなければいけない。マイナスのことは起きないことに越したことはないが、想定はしておくべき。

今まで勝てる指導者をみてきて思うのは、「勝てる人は臆病者」ということ。意外に思う人も多いことだろう。臆病だからこそ、用意周到に準備をする。勝ちたいよりも、負けたくないという感覚。勝ちたい・勝ちたいという感覚が強ければ足元が見えなくなる。逆に負けたくないは、地に足をつけて固めて進むようなイメージ。

勝つことが負けないこと、負けないことが勝つこと、なのだが、準備を疎かにせず挑戦者感覚でプラス・マイナス両方に目を向けたい。

こんなことが起きる

これを準備しておこう

このシグナルで選択する

シグナルがでたら迷わずに決断

事前にシミュレーションしておくことで動きがスムーズになる。指導者の準備は、勝敗直結する。遅れるとマイナスの流れに飲み込まれ、時中（じちゅう）での判断はプラスに転じることが可能だ。

（時中とは、その時々のベストなタイミングということ→四書五経の易経の言葉）

選手は「大丈夫」「いける」の感覚でプレーして欲しいが、操るリーダーは危機管理を持って臆病なくらいがちょうどいい。起きそうなマイナスのことに意識を向け、今から準備をしておくことだ。マイナスのときにリーダーがバタバタすると組織は崩壊する。

準備をしている指導者は切り替えができる。マイナスのことがあったときに「だよね」と次の一手を躊躇することなく打てる。