🆕食べることで防御

2025/6/19 10:182025/6/19 10:21

暑い時期がやってきた。夏大会の予選は「雨」と「暑さ」に強くならないと勝てない。暑さ対策で大事なのは「食」である。どうしても夏は「食べられない」と選手は悲鳴を上げるが、食べることが習慣となっていればそこそこいける。

熱中症対策は各チームは考えているだろうが、水分・塩分をこまめにとる以外にも考える必要がある。食べる量を落とすことなく、きっちり食べておかないと試合の中で色々なことが起きる。

とくに投手は運動量が多いので、試合中の熱中症はチームとして想定内にしておく。短時間で復活できない場合は、交代を余儀なくされるが「熱中症での交代」を想定内にしておくのだ。チームが動揺し、交代する選手がバタバタしては負の流れに飲み込まれる。熱中症で誰かが倒れても、「はい、俺の出番」という感じで動揺なく交代したい。

途中交代するイメージで今から「交代直後に何をするのか」を具体的に控え選手はシミュレーションしておく。

一昔前は倒れる選手はやせ細った練習をしていない選手、普段からまったく食べることに無頓着で意識の低い選手が倒れていた。しかし、今は十分にトレーニングをして体の大きな選手も倒れることもある。精神的な緊張も微妙に影響していることと思う。

個人的には暑さ対策は「食べる」と考えている。食べられる選手は元気にプレーする。守備の時間も長くならないように、バッテリーは攻撃的な配球も期待したい。逃げの一手で外連発だと、打者に見切られてスイングゾーンは広がらない。

技術的なことに意識がいきがちな今、もう一度「食べる」について深く考えて欲しい。