🆕負け犬からの脱却

2025/6/6 11:532025/6/6 12:14

競うことに慣れていない選手は、負けると「仕方がない」という感覚になる。負けてOKという考えはおかしい。負けても次は「なんとか勝つ」という気持ちを持たせたい。

工夫の心、自主自立の心、野球を通して選手に芽生えて欲しい。

ダッシュでいつも負けている選手には「考えろ」と言いたい。負け犬根性で「自分は勝てない」と思い、何も工夫しない選手に対しては火をつけたい。

「それでいいのか？毎回負けてそのままか？」

グリーン走塁は足が遅い選手でも盗塁が可能だ。投手が動く前にスタートを切ればいいのである。ウォームアップでフライングして走る選手をみると「こいついいぞ」と思う。フライングしてでも勝とうという心意気を評価したい。

フライングの他にも、つま先を開くとか、スタートで頭を進行方向に素早くスライドさせるなど、勝ちたいと思えば何らかの工夫はするはずだ。

野球で闘争心は重要。いかに選手は負けたくないという気持ちを持ち続けることができるか。負けが続くと「仕方がない」という気持ちが強くなる。仕方がないが先行すると、負け犬根性へ一気に加速していく。

負けたら悔しい

負けを許さない

負けたら次は勝つ

工夫をして勝つ

頭を使って勝つ

チームの中で「仕方がない」と思っているような選手が多ければチームは絶対に強くならない。次勝つために、何かの工夫を入れて勝負したい。仮に負けても「同じ負け」ではいけない。工夫をしながら１ミリでも差を縮めるのだ。

選手個々の競争心を育てることは、個人育成になるだけではなく結果的にチーム強化となる。負けて「悔しい」で終わってはいけない。負けから学び、次の工夫する考えと行動までいくべき。ちょっとした指導者の声掛けで、選手を負けず嫌いにしたい。

競うことをしてこなかった幼少期

負けることに慣れている世代

戦うことを選択しない選手

普段から「競う」「戦う」「勝つ」ということを指導の中で意識させたい。今の世代は、大人から誘導しないと幼少期にしていないので自ら流れを作れない。

負け犬からの脱却。

負けたときに、指導者がどんな言葉を使い、どのように負けん気を出させるのか。指導者次第なのである。