夏の全国大会予選 開幕！！
第2回メルビック杯争奪
第57回日本少年野球選手権大会神奈川県予選 1回戦 寸評
令和7年6月1日(日) 湘南茅ヶ崎ボーイズ vs 愛川ボーイズ 8-3 勝利
関東ボーイズから1ヵ月、チームは夏の大会前に再編成をして迎えました。
最近見ていると体が大きくなった選手が多く、これは毎年思うんですが、あと2,3ヶ月時間があると良いチームに仕上がるのにと今年も思ってしまいました。
しかし、この大会を照準にチーム作りをしてきたし、調子も悪くないので自信を持って臨むことができました。
初戦の相手は、秋季大会で勝利しているものの、打力があり、投手も力強いストレートが印象的だったので、決して簡単に勝てる相手ではないと思っていました。
試合前のミーティングでは、これまでと同様、自分のゲームプランを話しました。
最後までもつれる可能性があること、どんな投手も立ち上がりは不安定になりやすいので、初回に先制点を取って前半を優位に進めたい。
そして最後の大会だから、どんなことがあっても諦めないで戦うことを伝えて試合に挑みました。
初回は案の定、相手投手が制球を乱し四死球に失策が絡み一死満塁とすると、5番加藤佑のファーストゴロの間に先制、なおも二死2,3塁のチャンスでしたが打ち取られ、1点先制となりました。 先発は右のアンダースローの久原に任せました。
相手は右打者が多かったですし、バットが振れてる選手が多かったのでうまくタイミングをずらして投げてくれればと思っていました。
この試合先発の久原
久原自身も公式戦の経験は少ないですし、緊張もしていたと思うので、ストライクを取りにいったストレートを狙われ、2，3番に連続長打、4番のタイムリーとあっという間に逆転、さらに1点を失い、初回で1-3とリードを許すことになりました。
ビハインドの展開は想定していましたが、相手投手が立ち直る前に追いつきたいと思っていた中で、2回表の先頭稲田が3塁打、久原の代打藤野がしっかり犠牲フライで返し、9番神原が8球粘った後にライトオーバーの3塁打でチャンスをつくり、2番阿部のタイムリーで同点、逆転を狙った大西はホームでタッチアウトとなりますが、すぐさま追いつくことができました。
2回からはエース征矢野を送り期待通りのピッチングで7回、最後は雨が降る中でしたが、無失点で抑えてくれました。
2番手として好投したエース 征矢野
守備から良いリズムができていたので、3回は先頭の百瀬が出塁し、二死2塁から稲田の打球を相手のサードが悪送球して1点、征矢野のセンターオーバーの3塁打で1点と2点の追加点。
4回も、先頭の大西が四球で出塁すると、4番百瀬のタイムリーで1点、6回も鈴木の犠飛で1点、最終回も百瀬のタイムリーで1点追加し、8-3で勝利することができました。
試合のポイントは2回表の攻撃でした。逆転された直後で、先頭稲田の3塁打は相手に流れを渡さない良いバッティングでした。
しかも追い込まれていたので、あそこで凡退していたら、一気に相手の流れになっていたと思います。
また犠飛で1点返して、走者がいなくなった後の神原の3塁打も見事でした。
9番で体も小さい彼がライトオーバーの3塁打を放ったことで、相手投手もそうですが、チームに与える影響は大きかったと思います。
この回で相手に流れを渡さなかったことが勝利につながったと思います。 結果だけ見ると点差がつきましたが、決して楽なゲームではありませんでした。
大会の初戦、しかも夏の大会となると緊張感はありましたし、毎年そうですが、自分自身も負けたら終わりというプレッシャーの中で、試合前はかなり緊張しました(笑)
でも、子供たちはいつも通り力を発揮してくれ、頼もしかったです。彼らの成長も感じました。
試合前に練習していると、こちらが指示しなくても試合のために必要な練習を自分たちでするようになってきました。
選手が何人か集まり、フィールディングや牽制等の練習をしたり、限られたスペースで工夫して出来るようになってきました。
今までない光景だったので感心しました。
アマチュア野球は勝たないと次はありません。
今回結果が良かった選手はもちろんそうですが、結果がでなかった選手も準備が大事だと思います。
私は失敗した後の行動が大事だと思っています。
彼らが次勝つ為にどんな準備をするのか楽しみです。
次は春季大会で敗れた平塚ボーイズです。必ずリベンジしたいと思います。
応援よろしくお願いします。
最後に、今回の試合は、湘南の選手、保護者OB保護者のたくさんの方々に応援していただきました。
素晴らしい雰囲気の中でゲームができたことに感謝しております。ありがとうございました。
湘南茅ヶ崎ボーイズ 監督 内村徹
加藤(佑)の内野ゴロの間に先制手をあげる茅ヶ崎ナイン
得点シーンで盛り上がる茅ヶ崎ナイン
湘南ボーイズの選手・父母の方々の大応援