挑戦者モード

春関東大会準決勝、横浜高校は1点差敗退。新チームになってから公式戦初黒星。勝ち続けながら挑戦者モードはなかなか難しい。どんなに力があっても挑戦者の意識を持たないと夏は苦しい。だから、この負けはモード変更としては絶好の機会。
 
連勝で「勝たなくてはいけない」というプレッシャーがあるないとかではなく、プレッシャーからの解放でもない。モード変更で負けが必要なのである。
 
少しずつ、精度が落ちているのは事実。春甲子園を戦ったときの準備と意識、そこを取り戻せばすぐに強い横浜に戻れる。
 
挑戦者とは、常に負け覚悟。そもそもうまくやろうなんで思わず、泥臭く突進するのみ。挑戦者は、準備入念に一撃必殺の動きをしたい。そこに迷いや疑心はなし。
 
本番までの一カ月、ここからが本当の勝負。料理でいえば、ある程度できた後に最後にどんな味付けにするか。最後のアクセントになる調味料は何をつかい、盛り付けをどうするのか。この2つが料理を一変させる。
 
最後の調味料を間違い、変な器に盛り付ければ、料理は台無しになる。逆に、メイン料理自体はイマイチでも調味料と器でそれなりの料理にすることはできる。
 
チーム作りは最後の最後が重要なのである。