やり方よりも在り方
4日続いた全国各地で実施された勉強会。本日5日目は岡山倉敷でフィナーレを迎える。各会場質問も飛び交い、参加者の方々の学ぶ姿勢に敬意を表します。
春甲子園での横浜高校全国優勝、「なぜ勝てたのか」「何をしたのか」様々な興味があると思うが、個人的には【やり方よりも在り方】が重要だと感じる。戦略を知っても遂行する徹底がなければ絵に描いた餅で終わる。私が聞く側であれば、
大舞台で動ける選手をどのように横浜スタッフ陣は作り上げているのか
村田監督の人柄
ナンバー2高山部長は何を指摘しどんな指導をしているのか
テクニカルなことよりもチーム運営、指導者としての選手とのやり取りのノウハウを聞きたい。こういった勉強会では「いかに自分が使えるノウハウをゲットするか」である。よってテクニカルなことは、今いる選手の技能もあるので知っても使えないことが多い。テクニカルなことも、今後の指針(目標)として知っておく必要はあるが、一番大事なのは【指導術】だ。
村田監督、高山部長の選手とのやり取りを見ていると「なるほど」と思うことは多い。高校生は、どんなに結果を残し、甲子園で優勝しても高校生は高校生なのである。厳しい指導をしても、高校生なので右往左往する。迷っているような選手には、タイミングよく道を正してあげないといけない。選手のどこをみて、どんな指導をするのか。横浜指導陣の選手とのやり取りに興味を持って欲しい。
公開できるエントモノウハウは最低限勉強会で伝えているが、大事なのはそこじゃない。聞きたいだろうから伝えているが、自分自身もそこじゃないと思う。
技術はマネできなくても、姿勢はすぐにマネできる。横浜指導陣は監督部長だけじゃなく、コーチ陣も充実している。5名の指導陣はそれぞれの立ち位置で機能している。
今宵は倉敷勉強会、中学関係者が多いようなので「根っこ」の部分をしっかりと伝えたいと思う。