2025.5.14 インターハイに向けてやるべきこと 都留玄多(3年)

先日、関東大会の準決勝で法政二校と対戦しました。結果は0対1。とても悔しい敗戦となりました。唯一の失点は、私の寄せが甘く、守備面の課題がそのまま結果に表れてしまったものでした。たった一つの自分の甘さでチームが敗れ、3つあるトーナメントのうちの1つが終わってしまいました。このような思いは、もう二度としたくありません。
その後の大事な一戦、K1リーグの相洋戦でも、1対3という厳しい結果に終わりました。チームとしても「点が取れない」「守れない」「ボールがつながらない」など、さまざまな課題が試合を重ねるごとに浮き彫りになっています。さらに、チームの雰囲気も盛り上がらず、一体感を欠いているのが現状です。今はまさに、「どん底にいる」と言っても過言ではない状況だと思います。
しかし、私はこの状況を悪いとは思っていません。むしろチャンスだと捉えています。どん底にいるということは、あとは上がっていくだけだからです。試合で出た課題は、練習で一つずつ克服していけばいい。今は「やるしかない」時期だと思っています。 どれだけ苦しくても、努力しても結果が出ないことはあります。でもそれを「チャンス」として受け止めるしかない。言い訳している暇はありません。チームを良い方向へ導くためには、練習だけでなく、普段の生活から変えていく必要があります。 たとえば、当たり前のことを当たり前にやること、挨拶をする、当たり前にしてもらっていることに感謝を伝える、練習の準備や片付けを全員で行う、人の話をきちんと聞く。こうした小さなことを一人ひとりが意識し、積み重ねていくことが、やがてチームの大きな力になると思っています。
インターハイ予選まで、残された時間はあと約2週間。高校生活で全国を目指せるチャンスは、残り2つのトーナメントだけです。時間は限られていますが、その中で私たちがどれだけ本気になれるかがすべてだと思っています。 この2週間で、どこまで自分を追い込めるか。どこまで仲間と本気でぶつかり合い、支え合えるか。技術的な成長はもちろん、気持ちの部分でもどれだけ一つになれるか。それが結果に直結すると信じています。 毎日の練習、毎日の声かけ、毎日の小さな積み重ねが、きっと試合のときに自分たちを支えてくれるはずです。後悔のないよう、1日1日を大切にし、そしてチーム一丸となって、必ずや良い結果をつかみ取りにいきます。 「自分たちはやれる」「必ず勝てる」そう信じて、残された時間を過ごしていきたいです。
都留玄多