2024.11.29 仲間 三宅希歩(3年)

 桐創戦も含めて、あと15日で高校サッカーが終わる。中学の頃と同じようにあっという間に3年間が過ぎていってしまうのだろうと思っていたけれど、思っていた何倍も高校の3年間は短く、みんなと初めて顔を合わせた日がほんの半年前くらいのことのように感じます。  この3年間を振り返ってみると、色々なことを経験することができたと思います。嬉しかったこと、悲しかったこと、楽しかったこと、悔しかったこと、などなど、、正直、自分の高校での3年間は悔しさの部分が1番大きかったかもしれません。自分の弱さから何度も何度も怪我を繰り返してしまい、一言で表すと「耐え」の3年間でした。でも、そんな3年間の中でも得ることができた大切なものがあります。それは仲間です。「仲間が1番の財産」という言葉は多くの人が使っているので、少しありきたりで安っぽく聞こえてしまうかもしれません。でも、創英サッカー部で出会えた仲間は一生の宝だと心から感じています。
 これはこれまで誰にも言ったことがなかったのですが、部活をやめたいと思ったことが何回かありました。怪我を繰り返してしまい、当時は自分の存在意義を見失っていました。サッカーをするために入学したはずなのにプレーすることができず、練習に行く理由がわからなくなり、何度も心が折れそうになりました。それでも、重い体と足を学校に向けて動かせたのはチームメイトの存在があったからです。普段のみんなはめちゃくちゃバカで面白くて、落ち着きがないやつらだけど、サッカーに関しては見たことがないほどの努力家で、一人一人が心からサッカーに向き合っていて、自分も負けてはいられないと思うことができ、みんなの頑張る姿に何度も勇気付けられました。みんなに感謝です。  そんなみんなと3年間毎日過ごしてきたからこそ、選手権の相模戦の負けはほんとに悔しかったです。自分は試合には出ていないけど、人生で1番悔しかったです。でもこの悔しさは、みんなで3年間どこのチームにも負けないほど頑張ってきたから生まれるものであって、こんなにも悔しいと思えたということは、これまでの自分たちの挑戦の過程は決して無駄なものではなかったということだと思います。あと一歩、自分たちの目標には届かなかったけど、一緒に夢に向かって歩んでくれたみんなに、またまた感謝です。    最後にみんなへ  みんな知ってると思うけど、僕は大学ではサッカーを続けません。 おそらく、俺とまさだけだよね? 大学ではさらにレベルが上がり、上手くいかないことももしかしたらあるかもしれないけど、俺とまさの分まで、上を目指して頑張ってほしいです。絶対みんななら夢を掴めるはずです。 目指すところは違うかもしれないけど、それぞれの道で成長して、ビッグになってまた会える日が来ることを楽しみにしています。
 普通のブログなのになぜか勝手に引退ブログみたいな感じにしちゃってるし、本来こういう文は直接伝えるべきだと思うけど読んでくれたらありがたいです。 まだ本当の終わりではないですが、3年間本当にありがとうございました。
三宅希歩